SEO
ホワイトハット【SEO】
Googleの基本思想である、「ホワイトハットSEO」(ウェブマスター向けガイドラインに違反しない SEO)についてのレポートです。Googleが当初から提唱している考え方ではありますが、現在においても最も重要なSEOの上位概念であると言えます。
ホワイトハットSEOの大前提からすると、有意義な良いコンテンツをつくれば、他者からも評価され外部からもリンクされるようなページとなります。
ホワイトハットSEOは、ユーザーにとっての利便性を図ることと、それにより検索エンジンからの評価を高める、といった両面に対してのアプローチでもあります。それにより、Googleが評価し、検索順位も自ずと高くなる、ということ、になります。
ウェブマスター向けガイドラインには、一般的なガイドラインと品質に関するガイドラインについて記載されています。
一般的なガイドラインの概要
- Googleが認識しやすいようにルールに則って正当にマークアップする(Google がページを理解できるよう手助けする)
- Googleが推奨する環境を整える(Google がページを検出できるよう手助けする)
- ユーザーにストレスを与えず情報を得やすいサイトを制作する(訪問者がページを利用しやすいよう手助けする)
品質に関するガイドラインの概要
- ユーザーの利便性が最優先
- ユーザーをだまさない
- 不正行為をしない
- ユーザーにとって役立つ
- 同分野の他のサイトとの差別化する
不正行為やユーザーをだますような行為の総称は、ブラックハットSEOと呼ばれています。
ブラックハットSEO
ホワイトハットSEOの真逆の考え方で、ウェブスパムとも呼ばれています。これらの作為的行為をGoogleは禁じています。ブラックハットSEOを理解しておくことで、ホワイトハットSEOの思想が分かりやすくなります。
キーワードの詰め込み
タイトルや本文にキーワードや数字を詰め込みすぎると、当然、読みづらく意味が伝わりづらい文章になります。これではユーザーのためにはならないばかりか、迷惑行為にすらなります。
リンクプログラム
自然な外部リンクの獲得ではなく、作為的に自分のサイトへの外部リンクを作成する行為です。あきらかに関連性の薄い大量のサテライトサイトから外部リンクを獲得する行為も不正とみなされます。
隠しテキスト
背景と同色で、人間の目に見えないテキストを埋め込むといった行為。検索エンジン向けだけの行為でありユーザー無視の行為です。
誘導ページ
意味のない中間ページや複製ページ、ユーザーに独自の価値を提供していないページ群でリンクやコンテンツを無用に増やす行為。
その他のスパム行為
- クローキング(コンテンツやURLの操作)
- 不正なリダイレクト(検索結果とは関係ないページへの誘導)
- 虚偽や誤解を招くリッチリザルトの操作
- マルウェアに感染したサイトや、悪意のあるソフトを配布しているサイト
- フィッシング(なりすまし)サイト
ハッキングされているサイトもスパムサイトとみなされますので、ハッキングなどされないようにサイトのセキュリティにも気を配る必要があります。
ブラックハットSEOの末路
これらの行為をGoogleが見つけ出すのは時間の問題です。スパム認定された場合は、自動または手動によりGoogleのインデックスから完全に抹消され、検索結果から駆逐される可能性があります。手動削除の場合は、サーチコンソールに通知がされその内容を知ることができますが、自動削除された場合は、何ら知る手立てがありませんので要注意です。
結論
このように、検索結果を、不自然に作為的に操作しようとする行為をGoogleは排除しています。検索サービスとしての公平性を保つためには当然であると考えられます。なんらかの記事を公開するということは、情報を探しているユーザーに、正確で有意義な情報を提供することが第一の目的であるはずだからです。この考え方を前提にコンテンツをつくることが、SEO対策としては一番の近道であると言えます。
ユーザーニーズに合致した、正確で有意義な情報だから、検索順位があがる、という順番を間違えてはいけないということを、Googleは明確に宣言している、ということです。