SEO
SEOの情報収集について
SEOは、いうまでもなく今ではWEBマーケティングの標準事項であり、なんらか取組みをしていることが当たり前になっています。どのサイトもGoogleで上位表示をしたいに決まっているわけで、そのために様々な試行錯誤をしていきます。そのための情報収集や考え方についてのレポートです。
やっかいなのは、ある程度のルールはGoogle側からの提示があるものの、これをやれば100%上位表示が実現するという単純なことではないため、いわゆるSEOを生業にしている会社なりに相談するわけですが、これも当然に100%効果があがるということでもありません。なぜなら、彼らもGoogleが、公表している情報から推測しているの過ぎないためです。
信頼できるSEO会社の基準としては、改善したいサイトと同等またはそれ以上大きいサイトのSEO改善を担当し成果をあげた実績がある、または、あるジャンル(映画やレシピなど)に特化して成果をあげた実績がある、という強みがあるかどうかがポイントとなると考えられます。
また、これだけやれば上位にあがる、という単純な仕組みではないことは皆さんご存じかと思いますが、複合的な要因×ルール×大小アルゴリズムアップデート(不定期かつ頻繁)の結果ということを考えれば、その組み合わせのパターンは膨大であり、変数もあるため、無限大であるとも言えます。
お金と時間をかけて、いわゆるSEOの外部施策や内部施策を施した結果、一般ユーザーのブログや、古いコンテンツの後塵を拝している、ということが多々あります。これはGoogleの公平性ともいえるべきで、Google側がよく提唱しているユーザーの役にたつ「良質なコンテンツ」とは何か?を示唆しているといえます。
また、Google側も自社の検索サービスに対するアップデートは日々行っているといわれており、内容もブラックボックスであるため、一所懸命に追いかけて、独自に解釈したところで、正解は分かりませんし、何等か対策をしてみたとしても、仮説の検証ができるにすぎません。
そうすると、Googleのミニマムアップデート情報に神経質になることは、労多くして益少なし、ということになりかねません。もちろん、その内容や思想がある程度公表される大きなアップデートや、新たな仕様については、正しく情報収集をして対応していく必要があります。
そのため、Googleの情報は、大まかに2点に分けて収集し、考えることをおススメします。
1.Google側の思想の大きな方針表明
例)モバイルファーストインデックスへの移行(2020年7月)
2.Google側で新たに実装した技術や、技術アップデート
例)AMPのCSSサイズ上限が50000バイトから75000バイトへ増量。(2020年1月)
このような情報については、今まで制限があったことが解消し実現できなかったことができるようになったり、優先順位の判断基準にできたりなど、新しいアイデアに具体的に結びつき有益です。
細かなアップデートについての影響を推測しても、それは実証することができませんので、具体的な施策や改善に結びつくわけではありません。あくまで公表されているルールを認識していくべきであると考えます。
そのため、ユーザーの役に立つコンテンツを考え、作る方に時間とお金をかけることが、真のSEOになる、というと元も子もありませんが、まずユーザーに有益なコンテンツがあって、それからSEOはどうするかね、という優先順位であることは間違いありません。
その意味では、Googleのベースとなる基本思想を常に念頭において、コンテンツ制作・改善を進めることが、唯一間違いのない対策であるとも言えます。